加湿器の管理について

今回は、「 加湿器の管理 についてコラムを書かせていただきます。

 

■ 加湿器の管理は大丈夫ですか?

乾燥が気になる季節に欠かせない加湿器。しかし、使用方法を間違えると、加湿器内に細菌が増殖し、これが原因で病気になることがあります。過去には加湿器内に発生したレジオネラ属菌によりレジオネラ症を発症し、死亡者が出た事故も発生しています。レジオネラ症には、レジオネラ肺炎とポンティアック熱があり、レジオネラ肺炎は重症の肺炎を引き起こします。高齢者や新生児は肺炎を起こす危険性が通常よりも高いので、特に注意が必要です。

 

安全に加湿器を使用するにはどうすればよいの?

加湿器には様々な方式があります。水を加熱して蒸気にするスチーム式、風を当てて水を蒸発させる気化式、超音波で水をミスト化する超音波式、気化式と超音波式を併用するハイブリッド式などがあります。レジオネラ属菌は60℃では5分で死滅するので、スチーム式の加湿器はレジオネラ汚染のリスクが低いとされています。これまでのレジオネラ感染事例の多くは、超音波式の加湿器で起きています。超音波式の加湿器の内部は複雑な構造のものが多く、ぬめりが発生することがあります。ぬめりの中では、レジオネラ属菌やその他の細菌などが増えているかもしれません。超音波式はタンク内の水をそのまま空気中に飛ばすため、水が汚染されていた場合は、それらも一緒に飛散させてしまいます。安全に使用するためには、以下の点に注意して使用しましょう。

◯ タンク内の水は毎日新しい水道水に交換し、水の継ぎ足しはしないようにする。

◯ タンク内はこまめに洗浄する。

◯ 使用後はタンク内の水を捨て、よく乾燥させる。

これからの季節、この3点を守り、加湿器を安全に使用しましょう!

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