亜硝酸態窒素と硝酸態窒素って何が違うの?

さて、前回は亜硝酸態窒素と硝酸態窒素がどんな物質でどの様な形で身の回りに存在しているかを説明しました。

実際には亜硝酸態窒素と硝酸態窒素がどう違うのか、その説明をするために化学の言葉を使ってみようと思います。

 

亜硝酸態窒素を化学の記号で示すと・・・

 

NO-N

 

 

硝酸態窒素を化学の記号で示すと・・・

 

NO-N

 

 

と、なります。

化学の記号に直しても、ほとんど同じですね。

 

では、それぞれの化学の記号は何を意味しているのでしょうか・・・

 

ざっくりと説明しますと

 

まず、“O”は酸素を示し、“O”は酸素が2つ、“O”は酸素が3つという意味になります。

次に、“N”は窒素を示し、“-N”はNOやNOに-Nがくっ付いているというイメージです。

最後に、“NO”は亜硝酸、“NO”は硝酸といいます。

 

す な わ ち ・・・

 

NO-Nとは、“亜硝酸”のようにふるまっている“窒素”

==⇒ 亜硝酸態窒素

 

NO-Nとは、“硝酸”のようにふるまっている“窒素”

==⇒ 硝酸態窒素

 

ということになります。

実は、大きな違いはこれだけで、これ以上もこれ以下もないのです。